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今も昔もハワイの人気は根強く、近年は少し落ち着いているものの、中長期的に見れば、不動産業界も右肩上がりの状況が続いています。
ハワイは印象はとても良く、将来こんな国に住めたら最高だな、と思う方もいるのではないでしょうか。
ただ海外の不動産投資にも落とし穴も存在します。しっかり調べて望むようにしましょう!
"海外不動産の落とし穴"
1.自分で勉強せずに、営業マンの言われるがままに投資する
基本的にはお金に余裕がある人が節税の為に行うもの!!細かくは説明しませんが、お金があまりないのに、不労所得の為に、サラリーマンの給料の足しにとなると、不動産業者に勧められるがままに手を出すと失敗する可能性が高いです。
何でもそうかもしれませんが、まず"自分で勉強すること"が重要です!
セミナーでも何でも良いです。何件か行き、自分で知識を増やし、判断するようにしましょう。
《失敗談》
金銭的にあまり高く無く、誰でも対象となるよおうな物件を探しており、結果的に購入したのは、ワイキキビーチから車で約15分程の場所にある一軒家。土地勘もなかったので、担当者に勧められるがままに選び、トントン拍子に事が運びました。
運用プランは、物件を貸し出すことで、その賃料が定期的なものとなり、利回りが月々の収入になるというもの。
ただ、実際に運用が始まると、思い通りにいかない。。。
広告を出しても、借りたいという人が現れない。。。
ハワイに移住したい人はたくさんいるはずなのに。。。
日本でもハワイでも、多くの人が求めるのは便利さ!であり、それがコンドミニアムだろうが一軒家だろうがあまり関係ありません。
車で15分という立地条件がなかなか入居者が決まらない原因となります。おそらく多くの人は徒歩圏内で全ての用事が終わるような、便利な場所を探していたのだと思います。これは海外だけでなく、国内でも言えることかもしれません。
しかし、借りているお金は毎月支払っていかなければなりません!
借金返済の見通しも立たず、将来のことを考えるだけで不安になって寝れなくなる。来月は誰か借りてくれるのでは。。。
そしてしばらくすると、その方は、毎月、赤字が続いている状況に耐えれなくなり、ハワイにある不動産を手放すことになってしまいました。
このような事は珍しくありません。しっかり現地の状況も調べて不動産を購入しましょう。
2.あまりお金がない中で、ほぼフルローンで購入する
不動産購入には多額の初期費用もかかります。
1.運用プラン通りにいけば、数十年でペイできる予定だ
2.ハワイの物件は中古であっても、そんなに価値が下がることはない
3.運用益を出せれば、すぐ手放せば良い
と安易な気持ちで投資しては行けません。
今はネットが普及しており、実際にその土地に行かなくても、不動産物件を買うことができます。それはハワイも同様で、現地エージェントと電話やメールのやりとりをするだけで、物件を探すことが出来ます。
ただあまりお金がない中で、フルローンを組むと、もしもの時に首が回りません。金利の上昇や地政学リスクもあります。ドルでローンを組めば金利も高いです。円もいつまで低金利が続くかは誰にもわかりません。為替も変動することでリスクにもなりえます。
ただそんな状況でも対応出来る資金力が必要ですし、あまり資金がないのであれば、"自分の身の丈に合った金額の物件"を買う必要があります。今一度、資金計画を確認するようにしましょう!
《為替の失敗談》
いち早く投資を始めたいという気持ちが先行して、円安・円高のタイミングを全く気せず物件を購入しました。不動産物件を買った時は1ドル122円の円安だったのですが、今はそれから110円程の円高になってしまいました。それに加え、毎月の赤字で、円高のタイミングで売却せざる得ない状況になってしまいました。円安を待つほどの資金力も無かったです。
不動産物件は一件あたりの金額が大きく、たった1円の変動が大きく影響してくる世界です。購入を急ぐ必要がなければ、為替相場の動きをチェックして購入するべきです。
3.ハワイ不動産投資は利回りが良くない?
ハワイは世界的にも物件価格が高く、家賃もそれほど高くないので、利回りが低い傾向にあります。多くの投資家は利回りと言うよりも、節税を狙って、ハワイの不動産に手をつけます。
海外で不動産を持っている場合でも、日本の税制が適用されるので、不動産の減価償却を経費で落とすことができるのです。この減価償却は”劣化するもの”つまり土地ではなく、建物に適用されます。
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不動産セミナーでリスクは説明してくれたものの、不動産会社はお客を勝ち取るために開いたものであって、メリットばかりを伝えてくる傾向もあります。もちろん、セミナーを開いた不動産会社が悪いわけではなく、自分で勉強して、知識を増やし、行わなければなりません。自分の身は自分で守る!忙しい中でも、少しずつ勉強しましょう。
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