この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
この記事は新しいクレジットカードの使い方で注目されているタッチ決済可能(楽天EdyやICOCAのように)なクレジットカードの使い方について説明させて頂きます!
今まで電子マネーを使ったことがない人や電子マネーは使っているけど、タッチ決済可能なクレジットカードはもっていない人に向けた記事となります。
私は最近まで、お店で買い物するとき「お支払いは?」と聞かれた際に現金を使用しておりました。とある出張の帰り、新幹線に乗る前にビールとおつまみを買いに行こうとホームの売店に行き、今まで通りで現金で支払おうとしました。しかし運悪く財布には1万円しかなく、電車の時刻が迫っている中たかだか540円の買い物に高額紙幣で払ってしまい、店員さんや並んでいる後ろのお客様に冷ややかな目で見られたことがありました。そんな恥ずかしい思いをした事がきっかけで私は電子マネー決済を覚えました。
今では楽天EdyやICOCAなどを使用して支払っておりますが、2000円を超えるような買い物にはクレジットカードで支払うことがほとんどでした。
実はそのクレジットカードの支払いも電子マネーのようにタッチするだけでお支払いができる機能が最近主流になってきております。
タッチ決済可能なクレジットカードについて
タッチ決済可能なクレジットカードとはどういうものでしょうか。
タッチ決済可能なクレジットカードを用意していただき、楽天Edyや交通系ICカードのように店舗が持っている読み取り機にかざすだけでお支払いできるクレジットカードです。
タッチ決済可能なクレジットカードは下記電波マークが必ずついてます。
代表例として「VISAタッチ」の具体的な使い方は下記動画を参照ください。
このタッチ決済可能なクレジットカードは国際ブランドによって名称が異なります。
VISA⇒「VISAのタッチ決済」、Master cardの場合は「Mastercardコンタクトレス」、JCBの場合は「JCB Contactless」、アメリカン・エキスプレスの場合は「American Express Contactless」となります。すべてのブランドで対応しているのは魅力的ですが、クレジットカード会社によっては対応していない会社がありますので注意が必要です。(楽天カードは現時点でVISAタッチの対応をしておりません。2020年2月現在)
実は日本のキャッシュレス比率は20%と言われており、世界各国と比べ遅れをとっております(韓国が90%、英国が55%)。この現状から、日本政府は2025年までにキャッシュレス比率を2倍の40%を目指す方針を立てているため、今後は様々なクレジットカード会社がタッチ決済に対応するのは時間の問題だと考えております。
タッチ決済のメリットは?
クレジットカードでタッチ決済ができることによってメリットは大きく3つあると考えております。
1.チャージする手間が省ける
楽天EdyやICOCAなどの交通系ICカードはプリペイドカードのように金額をチャージする必要があります。オートチャージ機能があるような媒体であれば残高不足を気にする必要はないのですが、例えば残高不足を知らずにコンビニで支払おうと思うとエラーが出て、店員さんや後ろの人にチャージするのを待ってもらった経験はだれしもあるはず。(私は何回も経験したことがあります。)
その点、クレジットカードであればチャージする必要がないためどのような金額であっても間違いなくお会計できるのは便利な点の1つだと考えます。
2.海外旅行の際に両替をする必要がない
日本ではタッチ決済はあまり馴染みのない決済方法かもしれませんが、海外は日本よりクレジットカードでのタッチ決済は主流となっております。例えばロンドンやオーストラリアやニューヨークでは公共交通機関(バスや電車等)の支払いでもタッチ決済ができるようなくらいクレジットカードのタッチ決済が主流になっております。これだけタッチ決済で支払いができるのであれば現金を持つ必要もありませんし、もっと身軽に海外旅行ができそうですね。
3.支出管理がしやすくなる
これはクレジットカード全般の話になるのですが、今自分がどれだけお金を使っていて、残高があるのかというのがクレジットカードのみで管理すれば簡単に計算できることもメリットだと考えています。現金や楽天EdyやICOCAなどの電子マネー等も使用していた場合、お金を使う媒体が複数(財布の中の現金や楽天Edyの残高等)あることでお金の管理がしにくくなります。今後タッチ決済がより主流になった場合、クレジットカードのみで支出を管理できるようになるため、クレジットカードの利用履歴や利用残高を見れば、自分がいくらお金を使ったか、残っているのかを確認できるため非常にシンプルに家計簿等を記録することができます。また最近ではクレジットカードと連携して家計簿をつけることができるアプリ等もでておりますので、そこと紐づけすることで家計簿を記録することも自動化できるようになるメリットもございます。私も家計簿をつけようと頑張った時期があったのですが、どうしても続かなくて挫折した覚えがあるのですが、今ではクレジットカードとアプリを紐づけることで家計簿を自ら書かなくても自動化してくれているような仕組みを作っております。
またこのタッチ決済機能はVISAであればデビットカードやプリペイドカードにもつける事ができるため、クレジットカードをもっていない学生さんが手軽に支出管理することもできそうですね。
クレジットカードのタッチ決済ってどこで使えるの?
正直なところ、日本ではICOCAなどの交通系電子マネーや楽天Edyほど使えるところが多くないのが現状です。
例えばVisaタッチが使える代表的な店舗は、「マクドナルド」「ローソン」「KIX(関西国際空港)」「TSUTAYA」「JapanTaxi」「ぐるなびpay」…などがあげられます。
しかし、前述したように今後日本を含む海外はキャッシュレス化にシフトしていきますので加盟店舗は間違いなく増えていくと予想されています。
VISAタッチを例にあげると過去2年間で加盟店が18倍に増加されており、海外からの観光客増加が見込まれる東京オリンピックを契機にさらに加盟店は増えていくと予想されております。また別の角度からタッチ決済についてみていくと、タッチ決済対応カード分野における経済成長率は2018年が20億円の市場だったものが2023年には87億円もの市場規模に膨れ上がると予想されております。
この87億円という数字は世界中で発行されているカードの2/3を占めるそうです。
日本だけではなく海外もさらに大きくタッチ決済化へと進んでいきそうですね。
店舗でなんといえば支払うことができるの??
実際にタッチ決済可能なクレジットカードを持って、店舗でお会計するときは店員さんになんといえばいいのでしょうか?
私も初めての電子マネーが楽天Edyだったのですが、店員さんになんといえば伝わるのかサイトで調べてから初めての支払いを終えました。本当に伝わるのか不安になりますよね?
クレジットカードのタッチ決済の体験談を色々と調べてみたのですが、VISAタッチの場合
△「Visaで」
〇「Visaタッチで」といった方が無難そうです。
まだまだ一般的に認知されている支払い方法ではないため、△ではクレジットカードを差し込んで対応するような支払い方法だと店員さんも勘違いしてしまう可能性があるかもしれません。
※American Expressのタッチ決済の公式サイトでは「アメックスのタッチ決済で」という表記がございましたので、丁寧に伝えた方が間違いないかと思います。
これから間違いなくキャッシュレス決済の流れは強くなりますので、まずは現金で払っていたものを電子マネーに置き換える所からぜひ初めてみてください。
コメント
この記事へのコメントはありません。