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「Suica」や「ICOCA」などの電子マネーには、クレジットカードと一体化したタイプのものがあります。
例えばビューカードは1枚のカードでクレジットカードとしてもSuicaとしても使えます。このようなクレジットカードは、カード利用で貯めたポイントを電子マネーにチャージして使うこともできます。
カードが1枚にまとまっていて便利なだけでなく、貯めたポイントを「電子マネーチャージ」すれば、次の買い物ですぐに使えるので、せっかく貯めたポイントを使い切れず失効してしまう、という失敗もなくせるでしょう。
それでは電子マネーが溜まるクレジットカードを、電子マネー別に最もおすすめなものを1枚ずつ紹介していきます。
Suica利用者におすすめ!!ビックカメラSuicaカード
普段電車やバスにSuicaを使って乗車している人は、ビックカメラSuicaカードをおすすめします。このカードは冒頭でも紹介したビューカードの1つで、クレジットカードとしてもSuicaとしても使えます。さらに「ビックカメラ」の名がつく通り、ビックカメラのポイントカードの役割も担っていてます。1枚3役分の活躍をしてくれるカードです。
ビックカメラSuicaカードで決済すると、1,000円の支払いにつきSuica10円分のポイントが貯まります。還元率にすると1%であり、実は数あるビューカードの中でも高い還元率を誇ります。
しかも「ビューアルッテ」や「モバイルSuica」を使うことでSuicaにチャージすることも可能で、チャージ時には1,000円で「Suica15円分」のポイントが貯まります。チャージ時の還元率は1.5%です。
現金でチャージするよりもはるかにお得です。
このカードの年会費は初年度無料で、2年目から524円(税込)がかかります。しかし年に1回でもカード利用がれば、翌年度の年会費は免除されます。つまりSuicaチャージに使う限り実質無料で、コストにも優れたカードです。
PASMO利用者ならTOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
Suicaときたら次はPASMOです。PASMOにもビューカードのように、クレジットカードとPASMOが一体化したカードがいくつかあります。
その中でもおすすめなのがTOKYU CARD ClubQ JMB PASMOです。
その理由は、PASMOにチャージできるカードの中で最も還元率が高いからです。
詳しく解説します。まず、PASMOにチャージできるクレジットカードは他にもTokyo Metro To Me CARDや京王パスポートカードなどがあります。
これらのカードからPASMOにチャージすると、どれも1,000円でPASMO5円分のレートでポイントが貯まります。つまり還元率は0.5%です。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOの場合も0.5%ですが、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録しておくだけでポイントが2倍になり、還元率1%にアップします。
もちろんこのサービスへの登録は無料でできるので、なんのデメリットもなくお得に利用することが可能です。
ちなみにいずれのカードもPASMOへのチャージ方法は、改札通過時のオートチャージのみであり、手動でチャージすることはできないのでご注意ください。
また、TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOならではの注意点として、カード入会2年目からは1,000円(税別)の年会費がかかりますが、それほど大きな金額の入会費ではないので、コスパに優れているカードと言えるでしょう。
楽天Edyが溜まるのはもちろん楽天カード
電子マネーの中でも加盟店が多い、つまり使えるお店が多いのが楽天Edyです。
この楽天Edyを溜めるのにおすすめなカードは、やはり楽天Edyと同じく楽天を冠する楽天カードです。
楽天カードから楽天Edyにチャージすると、200円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。還元率は0.5%です。
しかし楽天Edyはクレジットカードからのチャージが不便なのがつらいところ。一番楽なのは、楽天Edyアプリ内でチャージすることですが、これはおサイフケータイ対応スマホじゃないと利用できません。
それ以外だとファミマのファミポートを使うなど、特定の場所でしかチャージできません。利便性の点からはイマイチですが、楽天ユーザーにはオススメなカードでしょう。
WAONチャージで電子マネーが溜まる唯一のカード!
WAONユーザーならばイオンカードが定番ですが、実はイオンカードからWAONにチャージしてもポイントは貯まりません。しかし、唯一イオンカードセレクトだけは例外です。(※イオンカードセレクトは左下に「イオン銀行」と記載のあるカードです)
このカードに限り、WAONにチャージすると200円につきWAON1円分のポイントが貯まります。
しかもオートチャージの設定が可能で、残高が設定額を下回ったときに自動的にクレジットカードからチャージされます。
イオンカードセレクトに入会するためには、イオン銀行口座を作らなければいけません。
そして、イオンカードセレクトからWAONにチャージする際には、このイオン銀行口座からチャージされます。
つまり、イオンカードセレクト、イオン銀行、WAONはそれぞれ連携していて、イオンカードセレクト会員に限っては、イオン銀行の残高から、WAONにオートチャージされてポイントも溜まる、という仕組みです。
このようにイオンカードセレクトはカード入会時にイオン銀行を作らなければいけない、という制約があるものの、年会費は無料ですし、他のイオンカードと特典面で違いはありません!
イオンユーザー、WAONユーザーにはオススメ!ぜひイオンカードセレクトを検討してください。
nanacoチャージでポイントが溜まる!!セブンカードプラス
nanaco利用者ならばセブンカードプラスがおすすめです。
このカードは2020年1月10日に年会費無料となったので、入会するならまさに今でしょう。
セブンカードプラスの強みは、nanacoへのチャージが可能なことです。
オートチャージにも対応していて、一度設定を済ませておけばレジで恥ずかしい思いをすることもありません。
チャージ金額200円につきnanacoポイントが1ポイント貯まるため、還元率は0.5%です。nanaco自体の還元率も0.5%なので、チャージと決済で合計還元率は1%になります。
というわけでnanacoユーザーにはセブンカードプラスをおすすめします。
と言いたいところですが、もう1つの候補としてリクルートカードもあるので紹介させてください。
nanacoチャージでポイントが溜まる!!リクルートカード
年会費無料のカードで、nanacoチャージで1.2円分のポイントが貯まります。
チャージ時の還元率は1.2%なので、セブンカードプラスよりも2倍以上高還元です。
ただし、ポイントが貯まるのは月間3万円チャージまでですのでご注意ください。
以上を考えるとリクルートカードの方がずいぶんお得に見えますが、注意して欲しいのがリクルートカードの利用で貯まるポイント「リクルートポイント」であること。
このポイントは使い道が乏しく、リクルートが運営しているサービスで使えるくらいです。
1ポイントをそのまま1ポイントとしてPontaに交換できるので、Pontaカードがあれば、ローソン等でも消費することができます。nanacoユーザーなら、普段利用するコンビニはセブンイレブンの方が多いと思われます。それを考えると、いくらポイント還元率が高いと言えど、ポイントの相性はイマイチと思う方も多いかもしれません。そのような観点から、nanacoユーザーにはセブンカードプラスをまずおすすめします。
電子マネーを使いこなすにはクレジットカードが必須!
以上、電子マネーが溜まるクレジットカードを紹介しました。少しややこしいかもしれませんが、電子マネーをお得に使うにはクレジットカードが必要だということがわかったと思います。
最初に電子マネーとクレジットカードを連携させたりするなど設定が面倒かもしれませんが、一度済ませておけば電子マネーの利便性が向上し、よりお得に買い物できます。
ぜひ電子マネー利用の際にはクレジットカード選びにも注意してみてください。
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