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近年、自分の資産を増やすために投資という方法を選ぶ人が増えています。人のお金に関する悩みが尽きることはありません、日本国内の物価の上昇等様々な要因で投資する人もいるでしょう。
その中の選択肢の一つとして不動産投資というものがあり、日本国内ではなく海外に目を向ける人も年々増えています。
投資先は様々な国が候補としてあがりますが、その中でニュージーランドを選ぶ人もいるでしょう。
しかしながら、具体的にニュージーランドの不動産投資にはどのようなメリットやデメリット、リスクがあるか分からない人も多いんじゃないでしょうか。
この記事ではそういった点を分かりやすく解説していきます。
10分ほどでこの記事を読み終わる頃には皆さんのニュージーランドに対する理解が深まっているはずです!
そもそもニュージーランドってどんな国なの?
見渡す限りに広がる大自然、人々も穏やかで、食事も日本人に合う。私たち日本人がイメージするニュージーランドというと、こんな感じでしょうか。観光地としては年齢層が高めの人たちに人気があり、一般的にどういう国なのかよく分からないという人も多いと思います。
ニュージーランドの不動産に投資を考えているなら、まずはニュージーランドがどういう国なのかを知る必要があります。
この章ではそれをしっかりと分かりやすく解説していきます。
ニュージーランドは日本から見て南東の方向にある島国で北と南にある大きな島といくつかの小さな島々で構成されています。
ニュージーランドの国土面積は26万8000平方キロメートルで日本の方が1.3倍大きいくらいで、殆ど同じ大きさです。それに対して人口は400万人程度で日本のおおよそ3分の1と人口密度がかなり低いことが分かります。
日本と同じように南北に長い地形で、四季があります。とはいっても夏は日本よりも涼しく、冬は暖かいので私たち日本人からするとかなり過ごしやすい気候となっています。
おおよそ1000年以上前にマオリ人が移住してきたのがニュージーランドの歴史の始まりと言われています。18世紀ごろからヨーロッパ人の移住が始まり、19世紀に入るとイギリス人と交流するようになりました。その後イギリスの植民地となりましたが1947年に完全に独立しました。こうった歴史から非常に移民が多い国となっていて、様々な民族の人々が暮らしています。そのため同じニュージーランド国内でも場所によって文化や建物の様式がガラッと変わっていたりと他の国ではなかなか見られないような珍しい土地でもあります。
その影響でニュージーランドでは英語が公用語の一つとなっています。その為観光目的だけでなく英語を学ぶ為の留学で訪れる人も多いです。人口は最盛期より減ってしまいましたがマオリ語も公用語として残っています。
GDP(国内総生産)は日本と同じほどで多くの産業が発達していてそれぞれのレベルが高いことも特徴として挙げられます。
人口に対して広い国土を持っていて土地も肥沃で豊かな為、酪農や畜産が盛んです。
ニュージーランドからの輸出品の3割を農作物で占めているほどです。
ニュージーランド不動産のメリットとは?
上の章ではニュージーランドがどういった国なのかを解説しました。少しニュージーランドがどういう国なのか理解が深まったと思います。
この章ではそんなニュージーランドに不動産投資をするメリットを解説していきます。
まず一つ目のメリットは、不動産の価格が年々上昇していることです。
ニュージーランドは多くの産業がありますが、年間で260万人以上の外国人が訪れる観光大国でもあります。
また夏は涼しく冬は暖かい気候という点から避暑地としても人気があり、世界の富豪たちが別荘をこぞって購入しています。日本だけでなく海外からも人気が高いため、観光として訪れるだけでなくニュージーランドへ移住する人も年々増加しています。
上に書いたように元々ニュージーランドは国の成り立ちから移民が多いため、他の海外の国々と比べてもニュージーランドは移民を積極的に受け入れています。その結果全体的に人口が増加傾向にあるので不動産の需要が安定しています。またニュージーランド政府がインフレ対策を積極的に行っています。そういった背景があり、ニュージーランドの不動産の価格は年々上昇しているわけです。
不動産価格が上昇していることによってキャピタルゲインやインカムゲインによって利益を生みやすくなります。
まずキャピタルゲインが何かというと、その不動産を売り買いすることによって利益を生み出すという方法です。
例えば300万円で購入した物件が数年後500万まで値上がりしたときに売ることによって利益を得る、という感じです。
それに対してインカムゲインとはキャピタルゲインとは逆で不動産を持ち続けることによって利益を生み出すということを指します。分かりやすい例を出すと家賃収入ですね。上に書いたように移民等によって人口が増加している為、インカムゲインで安定して利益を生むことができます。
第二のメリットは税金が安いという点です。
日本国内で不動産投資をすると登録免許税、不動産取得税等、相続税等多くの税金に悩まされます。しかしながらニュージーランドではそういった多くの税金がかかりません。
第三のメリットは物件は非常に長持ちするという点です。
日本と違って地震など大きな災害があまり起きない為、当然物件の持ちも良くなります。それだけでなく湿度も低いため住宅の大敵であるシロアリが少ないことも長持ちする理由です。長持ちするということは資産価格が下がりづらいということですので、これも大きなメリットです。
良いことばかりじゃない?ニュージーランドの不動産のデメリットとは?
上の章ではニュージーランドの良い点を紹介しましたが、勿論それだけではありません。メリット同じようにデメリット、リスクが存在します。
皆さんが投資に失敗しないようこの章ではその点を解説します!
一つ目のデメリットは中々物件が買いづらいという点です。
年々不動産の人気が高まっている為、買いたいと思っても物件の価格が高すぎて手が出しづらいのです。また人気が高いだけ良い物件を狙うライバルも多いため、それも物件を買いづらいという現状に拍車をかけています。
二つ目は外国人による不動産物件購入に規制がかけられているという点です。
ニュージーランドでは投資家による不動産購入が殺到している為2018年に外国人による中古物件の購入を禁止する法案が可決されました。それでもまだまだニュージーランドは投資家にとっては人気の国ではありますが、今後は現状以上の規制がかけられる可能性があるというリスクが潜んでいます。
まとめ
まとめるとニュージーランドは
・移民が非常に多く様々な文化が共存している社会である。
・過ごしやすい気候の為観光地としても移住地としても人気が高い。
・年々人口が増加している為、それに伴って不動産の価格が上昇傾向にある。
・日本と比べて税金が安い為節税にもなる。
・不動産の価格が高くなりすぎていることによって手が出しづらい。
・2018年以降外国人による不動産購入の規制が始まり今後の動向が分かりづらい。
いかがだったでしょうか。
ニュージーランドが多くの投資家にとって人気のある国というのは間違いありません。
しかしそれだけでなく様々なリスクも潜んでいる為、しっかり準備をしてから投資に臨みましょう。
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