簡単解説!ダブルローンの注意点

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世界的にみて引越し回数が少ない日本。そのため日本人は引越しについての知識が少ないと思います。

そこで新居を購入した後の問題と何なのか…

こちらの記事では新居を購入するためのお金を借りるローンについて話します。

その中でも、現在の家を持ちつつも、新たな不動産購入のために、お金を金融機関に借りる事で、2つのローンを同時に払わなければなりません。この状態の事をダブルローンと言います。

これからダブルローンについてわかりやすく簡単に説明します!

 

ダブルローンとは?

ダブルローンって何??

初めて聞く人、これから新居を建てダブルローンを組まれる予定のある人にわかりやすく簡単に説明していきます。

現在住んでる家のローン、新しく購入する新居のローンこれを同時に支払うことをダブルローンです。いわゆるローンを2つ同時に支払います。

①現在住んでいる家のローン

②新しく購入する家のローン

①、②を同時に支払うローンをダブルローンと言います。

では、ダブルローンはどのようなメリット・デメリットがあるのかあげていきます。

 

 

メリット

  • 売り買いの時期を気にすることなく自分の好きなタイミングで進めることができる

売る時期をはやめることで売却額を低くしなくてはならないので何百万の損をするかもしれません。

  • 旧宅の売却を急ぐことなく新居を購入できる

先程の内容と同じく売却を急ぐことで価格を下げてしまいます。

  • 一時的な仮住まいを借りなくて済む。

敷金・礼金・家賃などの費用が抑えられため無駄な出費が抑えられます。

  • 引越しを2回しなくて済む。仮住まいを借りるとなると引越しを2回しなくてはいけない。

引越しをするだけでも手間・体力・費用を使うので大変です。

 

 

デメリット

  • 基本的に旧宅は賃貸に出すことはできない

ローン返済中の家は賃貸に出せません。ですが転勤などの事情、必要な手続きを行えば可能な場合もあります。

  • ローン調査も厳しくなる

ダブルでローンを組むため金融機関が返済できるかなど調査が厳しくなり貸してくれない可能性もあります。

  • 月々の返済額が2倍程になる

当たり前ですが旧宅、新宅のローンが重なるため負担が大きくなります。計画的な予定を立てましょう。

  • 旧宅に住宅ローンの控除は適用されない

家を購入した場合、一部の金額が控除される制度ですが旧宅の控除は適用されず新宅のみ控除が適用されます。

 

でも、ダブルローンはしたくないという人。

ダブルローンを避けるために現在住んでいる自宅(旧宅)を売却することで、実家を頼ったり他で住まいを借りるなど手間や費用が無駄にかかります。旧宅がローン残高より高く売れればいいのですが、基本は高くなるようなことはありません。

また、すぐに売りたいと思い売却に出すと、元値の2、3割値段を下げないと売れません。

 

ダブルローンを活用する人とは?

ダブルローンを活用する人はどのような人なのか。

理由は様々で不安を抱えている人、希望に満ちた人。引越しを期にダブルローンを使用する人はなにかきっかけがあります。

 

引越しの理由として一番多いのは今の環境に不安を抱いている人です。

  • 10年前家を建てたものの子供ができて部屋が狭い。
  • 引越した当初は住みやすい環境でストレスなく過ごしていたが、自然災害などが多い。
  • また、近くに買い物する店がなかったり動物の被害も多い。
  • 設備が思ったより古くなり使いにくい。家を改築するのもいいが新居を建てる価格との差が値段よりなく引越す。
  • 近隣住人とのトラブルも増え住みにくい。
  • 電車やバスなどの公共交通機関が充実しておらず通勤・通学の不便さを感じる。

 

このような不安を抱いている方は少なくありません。それとは真逆に夢や希望に満ちて引越す人もいます。

  • 転職・転勤で気持ちを一新するため
  • 子供の進学とともに一緒に引越す
  • 幼い頃の目標だったり夢を追うために今の家を売却して新天地で勝負する

その他には

  • 自然災害で家をなくし仕方なく引越さなければいけない
  • 常に刺激が欲しくて引越しが趣味みたいな人

引越しのためにダブルローンを使用する人は様々な理由がありました。

自然災害で家をなくし仕方なく引越さなければいけない」人の抱える人もいます。自然災害で引越しを余儀なくされている人は少なくありません。

引越しを考えている方は次の項目を読むことをおすすめします。もしものときに役立つので知っといて損はありません。

 

ダブルローン問題

最近、多くの自然災害で被害を受ける日本。地震や津波、豪雨、暴風によって住宅を失った人は少なくありません。

自然災害により自宅が全壊し新しい住宅を建てようと考える人もいます。

しかし、全壊した住宅のローンは支払い続けなければならないので、また新居を建てようとなるとローンが重なり金銭的負担も増えます。

これをダブルローン問題(二重ローン問題)といいます。

 

最近では昨年の9月に起きた台風15号。千葉県を中心に甚大な被害を出しました。神奈川県、千葉県では93万戸が停電をし、水道もおよそ14万戸断水しました。

そこで2016年4月から被災者の生活をサポートするための制度が始まりました。

自然災害の影響でローンなどの返済できず生活に困っている方のために、住宅ローンなど免除・減額を申請できる制度です。

これから新居を建てる人や引越しを考えている人は自然災害などでダブルローン問題になる可能性も自然災害が多い日本ではありえることを考えておきましょう。

そのようになった場合でも救済制度は少なからずあるので頭に入れておきましょう。

 

 

ダブルローン活用金額目安とは

ローンを組むことで手元に多額の現金がなくてもマイホームを購入することができます。

しかし、借入できる額は各々の年収によって変わります。

住宅ローンは年収の5倍〜6倍だと言われています

次ではどのくらいの年収でどれくらい借りることができるのか簡単に表にします。

年収比較借入可能額:金利1%(0.8〜1%前半) 35年返済  返済比率35%

年収 借入可能額 月返済額
300万 2571万 7.5万
500万 4999万 14.6万
700万 6999万 20.5万
1000万 8000万 23.5万

しかし、返済期間を短くし少しでも利息を少なくしようと考えます。支払い期間が長い分、利息の支払回数も増え返済額も高くなります。利息を少なくし金銭的負担を少なくするには、早期返済がおすすめです。

早期返済には繰り上げ返済というものがあります。

繰り上げ返済とはまとまった多くの現金ができた時に、それを住宅ローンの返済に加えることができます。その際は普段の返済では掛かる利息がかかりません。

こうすることで返済期間が短くなり利息分の無駄な出費も抑えることができます。

利息を少なくするため毎月の返済額や早期返済をしようと多くのお金を使用してしまうと普段の生活が苦しくなります。ローンがはやく返せても生活が苦しい、ストレスがたまる、本末転倒です。

払える額、生活に支障をきたさない程度に計画的にローン返済を進めましょう。

 

 

まとめ

ダブルローンの気になる点を書きました。

メリット・デメリットをわかりやすく簡単にあげることでこれから引越しなどでローンを組まれる際の参考になると思います。

自分の年収に応じてどのくらい借入できるるのか。

今の自分との年収を比較することでどのくらいまでの家が買うことができて返済はいつまで続くのか。借入れを額を知ることで将来の目標を作ることもできます。

また、ローンを借りた際の注意点。

特に日本では自然災害が多いです。その時に起こるダブルローン問題は今多くの人を悩ませています。その際の救済処置も記載しているので頭の中に入れとくだけでもしものときためになります。

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